全身麻酔で細胞をとった病理検査の結果は、悪性腫瘍、腺癌でした。
予想はしていたものの、その結果を知ると、頭の中は真っ白に。
目に前にいるリキはこんなに元気なのに、
それはかなり厳しい状況でした。
通常の悪性腫瘍が見つかった場合、
手術で取り除けるものは、取るのが一番です。
しかしリキの場合、かなり内部では大きくなっていましたし
場所が肛門横という事もあり、取るならかなり大きくごっそりとらなければいけません。
いろいろな神経も多い場所ですし、直腸ともかなり隣接してるため
場合によっては人口肛門になってしまう可能性もあります。
年齢の割には、健康で元気だったので全身麻酔に関しては心配はしてなかったのですが、
ごっそりととった場合、今までのような生活は難しくなる可能性も高く、
手術がうまくいっても、その後リンパへの転移の可能性も高く、
先生もそして私達も手術をする選択は考えられませんでした。
抗がん剤、放射線治療に関してもじっくり考えた結果、
リキへの負担がかなり厳しいと考え、考慮せず。。。
積極的な癌と闘うという道を取らなかった事になります。
もちろんそれいずれの方法でも治る可能性があればかけてみたかもしれませんが
病状、リキの年齢、リキへのダメージなどを考えると選べませんでした。
その選択は、とても重い決断でした。
ただリキが犬らしい生活を続けられるために。。
正直、何がいいのか分からないけれど、
13年一緒に暮らしたリキがリキらしくいつづけるために。
ただ良くなる訳ではないわけで、
心の中にはどっしりとした重しをおかれた感じでした。
ただ今の状況を悪化させないために、インターフェロンの注射をする事にしました。
最初の1ヶ月は、週1回。その後は3週間に1回のサイクルになります。
どうかこの共存の形が上手くいきますように