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riki&aloha's days



被災地にて no.2 4日目

最終日は、福島県いわき市の避難所に向います
こちらは、福島原発から20キロ内にある双葉郡広野町の方々が避難しています
そして仮設の広野町町役場が開催場所になりました
こちらの避難所は中学の校長先生がリーダーとなって統率され
団結した避難生活がおくられているという事でした
事前に役場のホームページに紹介してくださったり、
チラシを配ってお声かけして下さいました
時間になるとみんな家族づれで集まってきました
中にはチラシを手に握って、
今日やるプログラムや犬の名前を覚えてきてくれた子供もいました
間に合った〜と車で駆けつけてくれたご夫婦もいらしゃいました




このプロジェクトでは、初めて福島に入りました
地震や津波の被害にに加え、原発という目に見えない恐怖と
自分の家に戻れない不安等、いまだ終結の見えない福島
本当に本当に辛い日々だと思います

実際、福島に入る時、どのような形で接したらいいのだろうかと思いました
そこに住んでいる方にしかわからない、悔しさや思いがあるはず
きっと飼い犬とも離ればなれの方もいるかもしれません
いろんな思いが私にもよぎりましたが
こうやって楽しみに待っていてくれた子供達やその家族の方達がいるのだから
この時間を犬達と一緒い楽しんでもらいたい
そして何か話されたなら、それを聞いて受け止める事です

子供達の喜ぶ姿に、親達も笑顔になり、そしてたくさん話してくださいました
「テリアだね〜」といってくしゃくしゃの笑顔を見せて犬をだくおじいちゃん
ケアンテリアを6頭も飼っていらしたそうで、ご夫婦は大の犬好き
今は、近くに住む知り合いに犬を預けているそうです
仮設住宅を探しているけれど、なかなかいいものが見つからず
今日も仮設の説明会があったのけれど、犬に会いたくて途中抜け出してきたんだよ
と笑っておっしゃっていました
見ず知らずの他人に、こうやって話して下さるのも犬が介入してるからだと思います
皆さんが元の生活に戻れる事、そして安心した生活に戻れる事を心から願います

避難所をでた後、支援物資を配給されている施設に立ち寄りました
時間がかさなってしまったため、もう終わり間際になり800人ほどいらした
被災者の方も帰られた後でした
発起人である議員さんが、出来たら働いてくれたボランティアの方を
癒してもらえませんか?というご依頼を頂きました
一仕事終えたスタッフさんが、集まってくれました
ちょっとお疲れだったスタッフさんもかなり犬好きな方が多く、
少しの間でしたが、犬達と戯れリラックスされたようです
中学生のお子さんもお手伝いされていて、一緒に遊んでくれました
ボランティア同士、無事終わったという安堵感を共有した時間でした
私達も地面に体育座りで、犬談義して楽しい時間を過させてもらいました

ここで今回のセラピーは、無事終了となりました
前回の時より、状況も掴めてきました
なんたって初めての時は、その現場で見た景色に動揺したり
いろんな気持ちがごちゃごちゃになって余裕がなかったです
今回は、ようやく状況に応じた対応もできるようになってきました

たぶん自分が生きている時に、このような震災にあった場所へ
そしてボランティアという活動をする事も何かの巡り合わせなんでしょう
何が出来ているのかわかりませんが、自分に出来る事をやっていきましょう

東北の人達は、ほんとうに立派です、強く前にすすんでいます
でもまだまだこれからです
どうか今後も支援を長くお願いします

それにしてもこちらに戻れば、バカな政治家かばかり...
みんな現地に行って働いてこい!(かなり怒ってます)
by rikialoha | 2011-06-26 23:41 | ボランティア
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黒ラブのリキとJRTのアロハ・ナッツのドタバタ日記

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